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平成27年度 株式会社モンテディオ山形決算について

株式会社モンテディオ山形では、平成28年4月27日に行われた定時株主総会にて、平成27年度 (平成27年2月1日~平成28年1月31日)の決算につき、承認を頂きましたので、下記の通りご報告いたします。

(単位:百万円)

 平成26年度(参考)
(平成27年1月) 
 平成27年度
(平成28年1月)
売上高1,399 1,957
営業利益    (47)114
経常利益    (34)110
当期純利益     1178
(参考)純資産    2098

 

※詳細については、平成27年度決算(PDFファイル)を参照ください。

※平成27年度決算に関する弊社代表取締役森谷俊雄のコメントは、以下を参照ください。

 

 

~2015シーズンの振り返り~

はじめに、平成27年度(2015シーズン)は、J1定着への期待とモンテディオ山形を愛し、ご支援、ご声援をくださった皆様に応える結果が出せず、J2降格という結果になりました。改めてお詫び申し上げますとともに、最後まで、多くの皆様から温かいご支援、熱い声援をいただきましたことに深く感謝申し上げます。
我がモンテディオ山形は、J1の舞台で躍動し、山形を背負って全力でプレーすることがサポーター・ファンの皆様、そして後押しいただいているスポンサー様ほか、応援いただいている全ての方の想いであると真摯に受け止め、J1復帰に向け全力を注いでまいります。
平成27年度は、J1昇格によりサポーター、スポンサー様から大きなご支援をいただきました。本当にありがとうございました。正会員数は139口から184口へ、賛助会員数も505口から638口へと大幅に伸び、スポンサーに係る広告料収入も276百万円から482百万円へと大幅に伸びました。また、様々な集客施策や異業種とのコラボレーション、積極的なグッズ展開等が売上高の伸びを後押ししました。
J1昇格により新たにモンテディオ山形を応援してくださったサポーター・ファンの皆様、新しい会員様、スポンサー様と接点が生まれたことに感謝し、今後も継続して関係を深めていけますよう、モンテディオ山形でしかお届けできないメリットを皆さまにお届けすることが我々の責務であると考えています。
クラブとして新たな取り組みも積極的に行いました。6月には酒田市内でトレーニングゲームを、鶴岡市内でサッカースクールを実施し、2日間で2,000人を超えるお客様にご来場いただきました。また、指定管理事業では月山弓張平公園を活用したファミリーイベントを開催するなど新たな事業に着手しました。
さらに、戦略的な広報・マーケティング活動として、顧客情報を一元化し、ターゲットマーケティングが可能な基盤を整備しました。ご来場いただいた方へのサンキューメール、メールマガジン「もんてこぞう」への活用や、年齢層・性別・お住まいなどの属性情報に応じたマーケティングへの展開が可能となりました。
これらの結果、平成27年度決算として、当期純利益78百万円を計上し純資産98百万円まで積み増すことができました。

~2016シーズンの予算等について~

平成28年度(2016シーズン)は、J2降格により厳しい経営環境となり、事業収入の減少を見込まざるを得ない中で、トップチーム強化費については498百万円と、J1カテゴリに属した2015シーズンに近い数字で編成しています。「継続と再構築」をテーマに、クラブの歴史で最多となる12人の新たな選手を迎えました。個の打開力や新たなバリエーションをもたらす選手、J1復帰のその先を見越して成長が期待できる若手、中堅の選手を獲得するとともに、チームの核・軸はそのまま継続することで1年でのJ1昇格を勝ち取る覚悟をもった予算編成とし、平成27年度に計上した純資産から55百円を充てる積極的な予算といたしました。事業収入1,609百万円を見込み、チームだけでなくフロントも一体となり、中期事業計画の骨子である「健全経営及び収益力の強化」「強いチーム作り」「地域活性化への貢献」を軸に、各部が明確な数値目標をもって事業を進めてまいります。
また、今シーズンは新スタジアム推進室を設置し、新スタジアム実現に向けた取り組みを加速化してまいります。新スタジアムの実現は一朝一夕に実現するものではありませんが、着実に積み上げ、実現に向けて一歩一歩進んでいければと考えております。
チームは第9節を終えています。開幕8戦勝ち無しという状況下では、ひとつ勝つことの難しさ、その価値や重要性を改めて認識させられました。チームが勝利を得るためには、強化費の維持だけでなく、心・技・体すべてに充実した状況が何よりも必要であることを痛感しています。私を含め、チームだけでなくフロントスタッフもそのような環境を醸成していかなくてはなりません。1勝3分け5敗と厳しい状況が続いていますが、若手とベテランの融合など新たな兆しも見えつつあります。この産みの苦労を決して無駄にすることなく、この苦しみを乗り越えた経験がこれから夏場に向けた厳しい時期や終盤戦の重要な時期に、必ずプラスになると考えています。厳しい長い戦いが続きます。先日の勝利が産みだした歓喜を良循環にすべく、監督、選手はもちろんのこと、チームスタッフ、フロント及び応援いただいているすべての皆様と一体となって今後の戦いに臨み、シーズン終了をJ1昇格という最大の歓喜で迎えられるよう強い意志を持ってこのシーズンに取り組んでまいります。
今後とも皆様からの熱いご声援、ご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

 

2016年4月29日
株式会社モンテディオ山形
代表取締役 森谷 俊雄

 

 

 

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